この記事では高スペックなのに安い費用でコスパ最強のゲーミングPCを自作する方法について書いています。
必要なものだけを安く購入し、無料の性能改善ソフトを活用して大容量ストレージを高速化したり、フレームレートを上げたります。
PCゲームはfpsが60出せれば十分快適なプレイができます。
esportsの競技では144Hzリフレッシュレートのモニターが使われますが、普通保有しているのは60Hzのモニターです。
ゲームメーカーの推奨環境は中画質で60fpsが出せる程度です。
今回の自作ではほとんどのPCゲームで高画質で平均fps60を出し、ネットサーフィンや事務や動画・音楽鑑賞などの普段使いにも快適なPCを製作しました。
費用は6万円を切りました。
目次
ゲーミングPCの構成部品は
ゲーミングせそは一秒間に数十枚から数百枚の画像を処理します。
高性能なCPUとグラフィックカードとそのデータの橋渡しをする大容量メモリが必須です。
PCゲームの容量は百GB近くもあるので大容量で高速なストレージ(SSDやHDD)も必要です。
ゲーミングPCは以下のような構成です。
★CPU ・・・・・・・・・・・高画質で60fps以上だすとなると6コア12スレッド以上。
★グラフィックカード・・・・平均60fps程度めざすならならRX580かGTX1660以上
★マザーボード・・・・・・・搭載チップの種類や大きさ(ATX、Micro・Atx、Mini-ITX・・)や使用ソフトなどを目安に選定。
★メモリ・・・・・・・・・・容量が大きいほど処理効率が上がりますコストと性能のバランスから8GB×2枚とします。
★ストレージNVMe SSD ・・・・・・OSやゲームのロード時間を劇的に短縮するNVMeとします。
★ストレージHDD ・・・・・・大容量にしてゲームデータを保存します。STORE-MIを適用して高速化を図ります。
★電源・・・・・・・・・・・パソコンの部品に電気を供給します。
電力容量計算ができるサイトがあります。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main
★ケース・・・・・・・・・・マザーボードの大きさに見合うものを選びます。
★Windows10 ・・・・・・・・マイクロソフト社開発のOSですが最後のバージョンと言われています。
半永久的に使いまわしできるわけです。
eスポーツ選手が使用する高いfps(144以上)を出す超高性能なゲーミングPCでも、部品のグレードは違っても構成は同じです。
事務用のPCと比較するとゲーミングPCは高性能なグラフィックカードが追加されているのが構成の特徴です。
コスパ最強にするため利用した無料の性能改善ソフトとは
HDDを高速化したり、フレームレートを上げる無料の性能改善ソフトとして、AMDのSTORE MIとAdneralinがあります。
AMDのSTORE MIは最大10GBまでのHDDの読み込み速度と書き込み速度をペアを組むNVMe並みの速度にしてくれます。
●どすらぼ StoreMiとは https://doslabo.com/blog/storemi
STORE MI利用時のNVMeの容量は256GBまでと制限されますが、読み込み書き込み速度については高速なほどHDDと合体したときには有利です。
Adneralinはグラフィックカード搭載のAMDのGPUの自動オーパクロックやfpsブースト機能などが使えます。
いずれも特定のハード使用が前提でAMDが無料で提供しています。
今回のゲーミングPCの自作ではこれらのソフトを活用するため
CPUはAMD Ryzen5 2600、GPUもAMDのRX 580としました。
マザーボードはX470またはB450チップ搭載のものになります。
コスパ最強にする自作のメリットとは
ゲーミングPCを自作するにあたりすでにパソコンを保有している人がほとんどでしょう。
既設機を引き続き利用すると人は別として、自作にあたり既設機のOSやパーツを利用しない手はないでしょう。
Windows10はマイクロソフトにアカウント登録すればPCのほとんどの構成部品を変えてしまっても
引き続き新規でデジタル認証して使用することができます。
OSや既設機のパーツの使いまわしによるコストダウンは自作ならではのメリットです。
今回の自作では、HDD、光学ドライブ、Windows10を既設機から使いまわしています。
グラフィックカードは中古をセール価格で入手しました。
ストレージを高速化する無料ソフトを使用する前提でCPUやマザーボードチップをAMDして、
HDDをNVMe並みに高速化しました。
3万円近くコストダウンを果たしつつ、ストレージを高速化できたのは自作ならではしょう。
自作ゲーミングPCのスペックと費用はどうやって求めるか
ゲーミングPCのスペックを決めるにあたり一番の問題は
やりたいPCゲームを高画質で高fpsでプレイするのには
どのようなCPUとGPUを選べばよいのかということでしょう。
そんな時に利用できる便利なサイトがあります。
「2020ベストバリューパフォーマンスグラフィック・・・」です。https://www.gpucheck.com/ja-jpy/
CPUとGPUを入力すれば50以上の新旧PCゲームの画質と平均fpsや費用を個別に提示してくれます。
今回の自作ゲーミングPCのRyzen5 2600、AMDのRX 580の組み合わせでは
50以上のPCゲームについて超画質で解像度1080p の平均パフォーマンスが65.4 fpsと提示されました。
古いゲーム(LOL、CS:GOなど)は高めのfpsをたたき出すので
最近のPCゲームでは個別にチェックするのが安全です。
●サイトGPU CHECK(2020ベストバリューパフォーマンスグラフィックスカード・・・)が提示した自作PCの平均fps(フルHD、超画質)は
CPU : Ryzen5 2600 グラフィックカード :RX 580の組み合わせのゲーミングPC
Fortnite Battle Royale 予想fps 60.5
Counter-Strike:Global Offensive 予想fps 168.8
Final Fantasy XV 予想fps 54.4
LOL 予想fps 316
結果的に自作ゲーミングPCが出したfpsはこの値に近似しました。
自作したゲーミングPCの実際のパーツとPCのスペックと費用は?
マザーボード・・・・・・・GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI 14,239円 ドスパラ
CPU ・・・・・・・・・・・AMD Ryzen5 2600 15,070円 ドスパラ(今はもっと安い)
グラフィックカード・・・・AMD RX 580 9,900円(中古セール) ドスパラ
メモリ・・・・・・・・・・W4u2666PS-8GC19 2枚組 5,979円
ストレージSSD ・・・・・・NVMe AS40G-256T 5,780円 ドスパラ
ストレージHDD ・・・・・・既設PCから1TBのHDDを移設 0円
電源・・・・・・・・・・・KRPW-BK550W/85 4,853円 ドスパラ
ケース・・・・・・・・・・VERSA H26 4,158円 ドスパラ
白と青色ライトの色調がいいですね。
とても3780円のケースには見えません。
光学ドライブ・・・・・・・既設PCから移設 0円
合計 59,979円
中古のグラフィックカードAMD RX 580はドスパラでのセール価格9,900円で購入しました。
頻繁にBTOショップの価格をチェックすることで見つけました。
BTOショップでの新品中古品のセール価格は見逃せません。
HDDと光学ドライブは既設のものを使用しました。
Windows10はマイクロソフトのアカウントを作成しデジタル認証で移設します。
AMDの無料ソフトSTORE MIを使用すると
10TBまでのHDDをSSD並みの読み込み・書き込み速度にすることができます。
今回使用したSSD NVMe AS40G-256T の性能は最大速度: 3500MB/s (読込み)、1200MB/s (書込み)です。
イルミネーションとヒートシンク付きでこの価格はお買い得です。
STORE MIを適用して、HDDの性能もNVMe AS40G-256T並みに高速化させました。
自作ゲーミングPCのスペックと費用のまとめ
Ryzen5 2600 とRX 580の組み合わせで自作したPCのスペックを実際のPCゲームで検証しました。
★フォートナイトのfps
Fortniteは2019年のトーナメントで16才の少年が3億円の賞金を獲得したことでも話題になりましたが、自作PCでは最高画質、フルHDで平均fpsが60でました。
★DOT2のfps
トーナメントの高額賞金で話題になるDOTA2ですが、2019年のトーナメントではチームOGが16億円もの賞金を獲得しましたね。
DOTA2は最高画質(Best Looking)、フルHDで平均fpsが139、レンダリング最速で219となりました。
★league of legendsのfps
全世界で1億人が熱狂するオンライン対戦ゲームです。
2018年度のWorld Championship 1位の賞金額は2億6000万円でした。
自作PCではフルHDでグラフィック品質は最高の「非常に高い」で平均fpsが150を超えました。
人気ゲームなだけにアップデートのたびに重くなってきているようです。
DOTA2やleague of legendsはで最高画質での高い平均fps値を生かすには
144Hzのリフレッシュモニターレートのモニターが必要です。
★ファイナルファンタジーVXのfps
全世界で800万本以上の販売数を記録しているファイナルファンタジーVXですが、Game WorksがベースなのでRadeonには不利といわれています。
重たいゲームなので、最低でも「GTX 1060」は必要と言われています。
RX580とRyzen5 2600の組み合わせは意外と善戦した結果となりました。
画質や3Dグラフィック解像度の設定などが細かく調整できますが、3Dグラフィック解像度が特に大きくfps値に影響しました。
CHAPTER 1で車を押すシーンのfpsは3Dグラフィック解像度が100%、画質設定 最高で 平均fps55、画質設定 標準で平均fps60程度でした。
グラフィックカードのオーバークロックはAdrenalinの自動チューニングでは1491Hzと10%アップできましたが、目にわかるfpsの向上はありませんでした。
★HDDの高速化
AMDのSTORE MIを利用してストレージの高速化も果たしました。
Crystal DiskMark での測定結果を示します。
Ryzen5 2600とRX 580の組み合わせで当初の目的の高画質で平均fps60の快適なゲーム環境は達成できました。
自作ならではの最強のコスパは既設部品やOSの使いまわしや、無料ソフトAMDのSTORE MIを利用してストレージの高速化させたことにより達成できました。
コストダウン費用は3万円程度となりました。